米国旋風が吹き荒れています。
大統領令の相次ぐ発布等々、世界各国はは日々その一挙手一投足に注目している状況で、戦々恐々としています。
今更ながら、米国大統領の権力には驚かされます。
最も危惧されているのが、関税の問題・・・。
関税を「ディール」の「カード」と位置付けており、各国共、増税合戦の様相を呈しています。
「ディール」とは元々、ポーカー用語です。
と言う事は「駆け引きの道具」が「カード」と言う事になる訳で、希代のビジネスマンであるトランプ氏の真骨頂とも言うべき発想なのでしょう。

しかし、関税の掛け合いが増長して行く、その行き着く先は各国のインフレです。
価格が上昇する→消費が停滞する→企業の収益が下がる→給与が減る(最たる事象はリストラの増)の流れとなる訳で、現状を視ていてどうなるものかと思ってしまいます。
何れにしても、強引なカードを切れば、それにはリスクが伴う事は避けられません。
当面は、どうなるものかと注視して行く以外は無い訳ですが、最終的にバランスの取れた「ディール」となる様、願うばかりです。
島ア俊之
【関連する記事】